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CASK whisky
樽は、生き物です
当時、まだ全国に約70店舗しか無かった〝樽ウイスキー〟のお店。名古屋にもまだまだ広まっておらず、「何それ?」というお声の中、1998年にBar CASKはその看板を掲げました。
樽で熟成されているウイスキーは人の出入りが少なくなると、味が劣化することも。植物や動物と同じで、店の扉が開いて人が動くことで入れ替わる空気、人の言葉、人の体温の気配でウイスキーの味は変わっていくのかもしれません。ボトラーズのように希少で個性豊か。けれど、もっとオリジナル。
〝ドレスアップ〟
する一杯
〝 変 貌 〟
する一杯
ベンリアック
〝ドレスアップ〟する一杯
日々移り変わる当店のCASK whiskyの中で、常に切らさない内のひとつ。左のグラスがオリジナルで、右のグラスが樽熟成させた一品。安定した味の秘密は、フレンチオーク樽にて予備熟成させたのち、アメリカンオークの大樽にて本熟成させている行程。
モンキーショルダー
こちらも当店で長年人気のある樽ウイスキーです。ただ、時たま暴れるので同じ味にならないこともしばしば。熟成した先のウイスキーには〝ドレスアップ〟したフレーバーの進化があります。新たな味、香り、そして後に駆け抜けていく後ろ姿はまるで、もとのボトルの面影を少し残し、お色直ししたような、そんな残り香。
余 市
〝変貌〟する一杯
〝ドレスアップ〟とは全く異なる変化。ごく稀に生み出される、全く別物への〝変貌〟。余市が樽から出てきた姿は、驚く程の別の「何か」でした。長年樽熟成を行っていますが、滅多に起こり得ない現象であり、同じ味への熟成が叶わない事もあります。樽はどうしたって、一期一会です。
一日、
また一日を
共に
温度、湿度、それらは樽にとって最も大切な要素の一つです。
日々の樽ウイスキーの管理は、まるで我が子のように、大切に、丁寧に。ゆっくりと育てること。
bottle
樽以外にも、中熟、長熟のボトルウイスキーをご用意しております。早熟では出せない、月日を感じる奥深い味わいは、常に帰って来られる場所への安心感さえ感じます。
樽ウイスキーとスタンダードを行ったり来たり、終わらない旅路へ。
グレンドロナックGLENDRONACH
辛口のオロロソと極甘口のペドロヒメネスを熟成したヨーロピアンオーク、100%シェリー樽で熟成。
シェリー樽のみを使用したボトルが少ない中で、シェリー樽の良さが前面に押し出されたこちらは、ストレートだと香りが大いに楽しめます。
タリスカーTALISKER
スカイ島の潮風を感じられる力強い一本。当店主はメジャーカップをほぼ使用しません。測ると、「これだけしかお飲みいただけません」と言っているみたいでしょう?
流れていく
時間の中で、
誰かの記憶が
留まっている
Bar CASKには、
年月や記憶を辿れるような風景があります。
桜の木だったバーカウンター、もう音の出ないピアノ、
楽しそうに演奏するジャズアーティスト達の人形、
未だに鳴らしてくれるのを待ち続け、
静かに佇む電話機。